2016/07/03 21:00
世の中、悪い事でもやって良いことと悪い事があると思います。
例えば、領収書の件です。先日、レジで並んでいたときに私の前のお客が「手書きの領収書下さい」と言っていました。レジの女性が購入金額分を金額を記入する所に書こうとしたら「1万円くらい多めに書いて」と言っていました。
レジの表示金額を見ると、買ったのは数百円分なのに「但し書きは事務用品代って書いて」とも言っていました。
レジの人が「購入された金額分しか書けません」と言ったらお客が急に怒鳴りはじめ、それを聞きつけた店長が領収書を取り上げてお客の言う通りの金額を書いて渡して、レジの女性は店長にこっぴどく怒られていました。
気になったので調べてみると・・・
領収書はとても重要な意味を持つもののようです。その反面、他の領収書を流用して脱税をするといった領収書絡みの不正も起こりやすくなります。これは税法上の犯罪に該当します。
領収書とは「事実証明に関する文書」になります。したがって、金額を改ざんして多額の出費があったように外形を作れば、私文書偽造罪(刑法第159条)になります。
また領収書を偽造し、代金などの支払いを受けた場合は、偽造私文書行使罪や詐欺罪も成立します。
何事においてもですが、自分では良いと思ったことでも、1つ間違えば大変なことになります。