こんな上司だと絶望する。

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ハラスメントという概念が社会に浸透したため、昔のように口汚く罵る声を聞くことは少なくなりました。しかしそれでも、いまだにとんでもない暴言 や、人格攻撃といわざるを得ないことばを発する上司もいるといいます。きつい言い方をされて育ってきた上の世代は、自分の言葉もきついと思ってお らず、暴言を吐いているという自覚もないということです。

だからここで重要なのは、時代の違いを踏まえておくことだとか。きつい言い方で育てられた世代は、厳しいことばの背後にも育ててやりたいという 温かい思いをくみ取る姿勢が身についているもの。けれどいまの若手は、きつい言い方には拒絶反応を示すだけで、そんな親心を察してはくれません。いくら 育ててやりたいと思っても通じないのですから、少なくとも乱暴な言い方は避けるべきだと思います。

 

近ごろの若手は理屈が通らないといわれますが、年配者にも頭のなかが論理的に整理できていない人はいくらでもいるもの。これは仕事経験とは別もの で、たとえビジネスライフが長く、仕事に習熟していても、頭のなかが論理的に整理されるようになっているわけではないといいます。

そこで、人に指示を出す上司としては、論理的な説明力を身につけるように努力したいものです。あれもこれも言おうとすると、何を伝えたいのかが分からなくなってしまうため、ポイントを絞ることがコツだと思います。

まずは「こうしてほしい」「この方針でいく」と結論を先に伝え、あとから理由を説明する。そうすれば、部下も理解しやすいそうです。そして、「わか りにくいことがあればいってくれ」と伝える。「聞いた ─ 聞いてない」「言った ─ 言わない」の不毛なやりとりを避けるためにも、上司の側から確認を促すことばをかけるのが大切だと思います。